日本のダサい男は年齢を気にする
お酒の席で男女混じって恋愛話をしていると
「何歳から何歳までなら付き合える?」
と聞いてくる人がいる。
とくに35歳以降の日本人男性。
はっきり言って、この質問めちゃくちゃ無駄。
無駄なうえにつまらないっていう最悪の質問。
"ダサすぎる、年齢で満たす自尊心"
どこまでの年齢が許容範囲か女性に聞くことで、自分の男としての価値が保たれているのかどうか確認しているのだと感じる。
大抵の女性は年上の男性が相手であれば気を遣って
「お父さんの年齢より下だったら~」とか言ってる。
でも内心は
"目の前のお前に限って言えば、たとえ20代でも30代でも付き合わないけどな"
なのである。
つまり年齢をいくら気にしたって、女の優先事項は年齢よりも社会的地位や見た目や内面、楽しさのほうがずっとずっと重要なので、聞くだけ無駄なのである。
無駄なことを聞いて、「俺まだいける」って幻想抱いて自尊心満たしてるとかすごくダサい。
"Coolな男は自分の年齢を気にしない"
年齢を気にする背景には、男性としての魅力が減っているんじゃないかという不安からきている感じもする。
でも安心してほしい、男性の魅力っていうのは年齢ごとに減ったりなんかしない。
魅力が増したり変化したりすることはあっても、減らない。
減ったと感じるのはあなたの生き方がダサいから。
私も20代~60代(セックスできそうな見た目の人)と色んな年齢の男性と楽しく過ごしたけれど、年齢は魅力のパロメーターに関係なかった。
自分に自信のある男性は年齢を気にしていない。
モテる男は何歳でも関係ない、自信と実力があればいい。
"年齢で自尊心を満たそうとする男とは付き合うな"
理由は単純、自信もなけりゃユーモアもない、この質問に知性も感じない。
自信も実力もない男だ。
自信がない男の何がダメかって、つまらないことで自分の自尊心を満たそうとする、モラハラ予備軍だと私は思っているから。
いい年をして自信も実力もない男は自分の不足を振り返らない。努力をしない。
じゃあどこで自尊心を保つか、それは他人への要求だ。
「今の自分を評価してほしい」
「自分の評価を下げないためにパートナーに努力してほしい」
「ありのままの今の自分を受け入れてほしい」
こんな男と結婚は当たり前だが、デートしても全く楽しくない。
いつだって求められるばかりで、まるで無償の専属のエンターテイナーか、家政婦になった気分だ。
"何歳から何歳までなら付き合える?"
って聞かれたら
"年齢なんて関係ないの、実力があれば"
って答えれば十分。
母親から娘へ、女の洗脳
母親は娘に「同性としてのアドバイス」を授ける。
貞操観念についてがそれだ。
「ナンパされるのは自分が尻軽にみられている証拠」
「男をとっかえひっかえの女なんて性欲のはけ口、便所と同じ」
「挑発的なファッションをするなら痴漢やセクハラされてもしかたがない」
これは私が14歳のときに言われた母からのアドバイス。
当時はうんうん、その通りだ、そんな女はけしからんなどと同調しつつ、思春期の女子だった私の関心は恋愛にあり。
制服のスカートを短くし、親に隠れてアイメイクをし、リップクリームはポケットに常時いれてオシャレな女の子と戯れ、いつだって男子の目を気にしてた。
好奇心からセックスだってしてみたかった。
母親の言う尻軽女批判に頷いたものの、本心は全く逆の方に魅力を感じていた。
今思えば反抗期の一つだったのかも。
図らずも、社会人になった私は母親のアドバイスの反証をしていた。
"ナンパをされる女は見下されているのか"
NO.
実際にナンパを受けていると、男がそれぞれなようにナンパもそれぞれなのだ。
お手軽セックスにたどり着きたい人もいれば、出会いを探している人もいる。
異性と盛り上がりたいだけの人もいる。
女を尻軽と見下しているからナンパする人ばかりじゃない。
「楽しそうな子」だからナンパするのだ。
"男をとっかえひっかえの女は公衆便所なのか"
NO.
社会人になって少し経った頃、私は恋人を別れたのをきっかけに、自分が魅力を感じた男性とは積極的に一夜限りの関係を結んでた。
クラブ、コンパ、イベント、魅力的な男は出かければそこかしこにいる。
パートナーがいないんだ、いろいろ試してみたってバチはあたらない。
色々と遊んでみたが自分が"公衆便所"だと感じるようなことは、あまりなかった。
ゼロじゃない。自慰とセックスの区別もつかない独りよがりのくだらない男もいるものだ。
大抵は自分を男性として良く見られようと、丁寧に接してくれる。気遣ってくれる。
お互いサービスを与え合い、限りある関係の中で楽しむ。
恋に落ちれば恋愛関係にだってなる。
"挑発的なファッションは痴漢セクハラOKのサイン?"
NO.
これはもはや性被害における神話レベル。
痴漢やセクハラをするやつは、OKのサインなんか出されなくても自分の欲望に忠実に相手を選んでいる。痴漢、セクハラを受ける女に既定の姿なんてない。
性加害者による。
母の言うことが事実であれば、全国のセクハラはセクシーな女性だけに偏って起きていることになるが、もちろん事実はそうじゃない。
私の母は男性経験が少なく、当時父親がホステスと浮気をしていた事実もあってコンプレックスもあったのではないか。そのコンプレックスの裏返しの言葉なのでは、と今は思う。
母親の「同性としてのアドバイス」は私には活きなかった。
同時に貞操観念は自分が自由にできるものだと学んだ。
事実に基づかないアドバイスなんてクソくらえ。